どうもこんばんは。
肉球 (@nikuq299com) です。
ホリエモンこと堀江貴文さんの多動力を1年遅れで読んでみましたので、紹介します。
コチラの書籍は、現在Kindle Unlimitedで読み放題の対象になっているようでした、好きな書籍を電子書籍でいつでも買えるようになったのだから、衝動買いはすべきでないなあ、と思いました。
でも、本書の内容はお金を払うだけの価値があると思えたので、良しとします!
はじめに
ブレのない堀江節!本書は時間の有限性に着目した内容です!
以下は、Amazonのサイトから引用した、この本の説明文です。
堀江貴文のビジネス書の決定版!『多動力』
Iotという言葉を最近ニュースでもよく耳にすると思う。
これは、ありとあらゆる「モノ」がインターネットとつながっていくことを意味する。
すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果〝タテの壁〟が溶けていく。
この、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。
この『多動力』は渾身の力で書いた。
「多動力」を身につければ、仕事は楽しくなり、人生は充実すると確信しているからだ。
情報の伝達が今ほど発達していなかった過去においては、「多動力」はマイナスでしかなく、専門性を突き詰めることが好まれていました。
しかし、現在のIoT (Internet of Things) が象徴するように、世の中のすべてのモノがインターネットに繋がった現在は、これまでに存在していたタテの壁 (国、業界、部門の間にある壁) が溶けていき、このタテの壁を越境するために最も必要な能力が、多動力であると氏は説いてます。
他動力とは、次から次に自分が好きな事をハシゴしまくる力を指します。
書評
日本にはびこる常識、自分を縛り付ける常識を疑え!
おすすめする読者層
本書をおすすめできる読者層は、これから現役で時代の変化を直接受けることになる、若者から社会人中堅層に読んでほしい本です。
本書の本質的な内容は、これまでに氏が著者となる本とあまり代わりありませんが、この本のテーマは、有限の人生の中で、いかに効率よくアウトプットを出せるか、という時間の使い方と向き合う方法を伝えたいのかなと読み取りました。
ネタバレしない程度の感想
自分を縛り付ける常識を疑え!
これは、氏の著書で口を酸っぱくして言っていることですが、私なりに一言でまとめると、「常に考えて行動することが大事である」と読み取りました。
耐えることが美徳とされがちな日本ですが、時間は有限であり、一昔前のように終身雇用で守ってくれる会社はないので、耐えた先に望ましい未来が待っているとも言い切れません。
そうなると、必然的に現代人は、より動き、アウトプットを出していかなければなりませんが、ここでまた日本人の固定観念が邪魔をします。
料理の修行で下積みは当たり前とか、冷凍食品を食卓に並べることは手抜きとか、まだまだ今の日本にはこういった考えを持つ人が多いのではないでしょうか。
人間はどんなに頑張っても1日に24時間しか時間を使えません。
という事は、1人分以上のアウトプットを出すには他人ができることは他人に任せるという思考でモノゴトを進めなければなりません。
大事なことは、今やっていることは本当に、今やるべきことなのか?自分でなければできないのか?ということを問い続けることです。
最近、メンタル面の不調を訴える人が多い背景は、自身の周囲を見ていると、こういった、自分がすべきことを見誤って、すべてを自分でこなそうとすることが原因の一つではないかと思います。
大事なことは、常に立ち止まって考えること!
サルのようにハマり、鳩のように忘れる !
生産性の観点から言っても、合理的な主張だと思いました。
自分が好きなものは、時間を忘れてハマることができますが、そうでないものは、苦痛この上ないですよね。
一つのことに時間を忘れるほどハマり、飽きてきたら鳩のように忘れる。
飽きるということは、言い換えるとハマっていたことをほぼ理解してしまったからであり、飽きた状態でそれ以上時間を費やすなら、いっそのこと忘れて、別のハマれることを探せ!というのが氏の主張です。
この記事を書いている時に、ちょうど新R25に掲載しているスタートアップトゥデイ田端さんのコラムを見たのですが、氏と同じ主張をされていました。
R25立ち上げ時は、クッソ揉めていたそうです。SNS上ではディベートに強くて「調整なんてクソ喰らえ」な印象の田端さんですが、実際にはそうじゃないところがビジネスマンとしてレベルが高い。
田端信太郎が回顧する「20代の働き方」https://t.co/ck1O9N58Tt
— 渡辺将基(新R25編集長) (@mw19830720) August 6, 2018
以下は、新R25のコラムからの抜粋です。
キミたちもやってるかもしれないけど、クッソ意味ねえ仕事ってあるじゃん。「こんなもんのために何やってんだ?」「このレポートほんとにクライアント見るんですか?」みたいな。
そういう“つじつま合わせ”の本質的じゃない仕事をしてると、一番精神的にこたえるんだよ。
本質的じゃない仕事で徹夜とか長時間労働とかしてたら、それは心身を病むよね。
田端さんも堀江さんと全く同じことを言っていました。
この引用の内容は、私も日々の仕事で強く感じているので、すごく納得感があります。
どうでもいい仕事を長時間労働でこなすのはマジで病みます。
少し話からずれてしまいますが、田端さんは、ツイッター上だと傍若無人な振る舞いをしていますが、このコラムを読んで、とても仕事に対して真摯に向き合っている方なのだなあと、見方が180度変わりました。
ツイッター上では、きっとそういうキャラクターを演じていたのでしょう。
マンガ好きの子に偉人の伝記を読ませるならば、活字の小説を見せてもウンザリするでしょうが、同じ内容のマンガを見せれば、少なくとも小説よりとっつきやすいでしょう。
我々は、いかにして苦手な分野から離れて得意な分野で勝負するか、ということを考えた方がみんなハッピーになれると言うことです。
時間を忘れるほどハマれるということは才能だ!
まとめ
時間はお金で買えない!有限な時間をどれだけ有意義に使えるかを考えよう!
最終的な氏の言いたいことは「有限な人生を好きな事でとことん楽しめ!」という事です。
石の上にも三年ということわざがありますが、この激動の時代に3年もじっとしていたら、時代の波に飲み込まれてしまうぞ、嫌だったらすぐにやめればいい、と氏は言います。
いろいろな経験を積み、自分にあった仕事を見つけたら サルのようにハマり、鳩のように忘れる 。
10,000時間 (= 1日6時間を5年) もハマればその分野で100人に1人の存在になれる。
この考えを別の分野でも実践した場合、仮に3つの分野で100人に1人の存在に慣れれば、その相乗効果は大きくなる。
「100人に1人」 × 「100人に1人」 × 「100人に1人」 = 10,000人に1人の存在
これからの世の中は、AIやロボットの台頭で、誰でもできる仕事はすぐに機械に撮って買われてしまうけど、好きな事にサルのようにハマりながら10,000人に1人乗存在に慣れれば、いらぬ不安なんて吹き飛ぶよ!と言うことです。
この、集団から外れた行動を取ることに強い恐怖を覚える日本人の特徴は、氏が別の著書で説いている学校教育の弊害だと思います。
氏の言うことが100%正しいなんて事は誰も言えないと思いますが、自分の人生は自分でしか責任を取ることができないので、自分が持っている常識とこれからの未来がどうなるのか、じっくり考えてみるのもよいかもしれません。
堀江貴文氏の多動力は今ならKindle Unlimitedで読み放題の対象となっていますので、よかったらぜひ手にとって読んでみてください。
合わせて引用に用いた、すべての教育は「洗脳」である21世紀の脱・学校論のリンクも以下に貼りましたので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
それでは。ごきげんよう。
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