「 60分でわかる! ブロックチェーン 最前線 」を読んでみました。

「 60分でわかる! ブロックチェーン 最前線 」を読んでみました。

どうもこんばんは。肉球 (@nikuq299com) です。

最近、仮想通貨の話題についていけないので、ブロックチェーンの入門書である「60分でわかる!ブロックチェーン最前線」を読んでみました。

出版元は、Software DesignなどのIT関係の雑誌を出版している技術評論社で、著者は、ブロックチェーンのビジネス活用を目指すコミュニティであるブロックチェーンビジネス研究会です。

ブロックチェーンは、経済産業省もその動向を調査しており、2016年6月に公開したBlockchainに関する最近の動向で、市場規模は約67兆円にのぼるとの見方をしています (冒頭で若干、ブロックチェーンに関して否定的な記載がありましたが)。

ブロックチェーンは、「あらゆる既存の仕組みを変える」だけの潜在力を秘めていると思われるので、この投稿を読んでいただき、興味を持っていただけたら幸いです。

 

はじめに

ポイント1

ブロックチェーンの本質は仮想通貨の流通基盤にあらず!

本書は、ブロックチェーンを知らない人でも、「この仕組を使って何ができるか」を理解することができる入門書という位置づけです。

ブロックチェーンは、 ビットコインでおなじみの仮想通貨の流通基盤として使われている仕組みですが、その本質は「仮想通貨のためにあらず」です。

本書は、ビジネスの常識として知っておきたいブロックチェーンの基本、ブロックチェーンを実現する最新IT技術のしくみ、中小企業や個人でも実現できるビジネス活用のヒント、ブロックチェーンの普及により社会や世界がどのように変わっていくかなどを、イラストでわかりやすく解説しています。

書評

ポイント2

本書はブロックチェーンのビジネス展開をおさえる入門書として最適です!

おすすめする読者層

本書をおすすめできる読者層は下記かなと思います。

  • ブロックチェーンを知らない人
  • ブロックチェーンをなんとなく知っているけど、ビジネスへの繋げ方がわからない人

 

本書は技術書ではなく、ブロックチェーンを使って何ができるか、という説明に終止した内容です。

ブロックチェーンは、技術的な観点からずれば、小難しい内容を知らないと理解できない作りですが、本書は、その小難しい技術的な内容に極力触れずに、ブロックチェーンが生まれた背景や、その歴史、現状、そして未来への展望をわかりやすく記載しています。

私が読んだ感想としては、技術的な内容は理解せずに飛ばしても、本書で伝えたいことは理解できると思っています。

 

おすすめできない読者層

ブロックチェーンの技術的な仕組みを知りたいソフトウェアエンジニアや、ブロックチェーンの基本を理解している人には物足りない内容になっていると思います。

本書は、前述したおすすめできる読者層に向けた記述となっているため、最低限知っておかなければならない仕組みや、ブロックチェーン自身が持っている課題をサラッと流して記載しているため、より詳細を深掘りしたい方には向きません。

まあ、タイトルの通り、60分で語る内容なので、そのへんは仕方ないですね。

 

ネタバレしない程度の感想

本書の概要ですが、仮想通貨の基盤として使っているブロックチェーン説明から、ブロックチェーンを使って既存の仕組みをどのように変えていけるだけの潜在力を秘めているのか、という事を説明しています。

仮想通貨は既にテレビを含めた各種メディアで取り上げられており、ビットコインなら下記の特徴を持つ、なんてことは知っている方も多いかもしれません。

  • 中央銀行のような発行主体が存在しない
  • 海外送金の手数料が安い
  • 貨幣の発行上限が決められている

 

このビットコインを仮想通貨たらしめる土台がブロックチェーンであり、上記の特徴は、全てブロックチェーンという土台によって実現されています。

前述したビットコインの話では見えないのですが、ブロックチェーンの本質は、本書でも述べられている通り、コンピュータネットワーク上に分散台帳を作成することです。

これまでの、全てをサーバで管理する中央集権的なシステムに変わり、ネットワーク上の各コンピュータへ分散してデータを保持することにより、「管理者の存在しないシステム」「事実上、データの改ざんが不可能」という仕組みを実現しています。

本書は、この仕組をビジネスへ適用した場合に、どのような事を実現できるか、という具体的な事例を上げ、読者に想像しやすい説明を行っています。

説明している事例は、現在発生している課題を解決する、という形で説明されており、どのような変化が起きるのかをイメージしやすい記載になっています。

ただ、本書は、ブロックチェーンもバラ色な未来だけが待ち受けているだけではなく、色々な課題も抱えていることにも (少しだけ) 言及しています。

技術的なところは仕方ないのですが、現在問題になりそうな事は、悲しいですが、人間を原因とする問題なのです。

つい最近も報道されましたが、金融庁が仮想通貨交換業6社に業務改善命令がでましたよね。

 

マネーロンダリング防止体制や内部管理体制が整っていないと、被害を受けるのは仮想通貨交換業者と取引をする利用者です。

仮想通貨は、自身のウォレットと呼ばれる財布へ仮想通貨を送金しない限り、仮想通貨交換業者の元で管理します。

もし、仮想通貨交換業者が破綻でもしたら、仮想通貨交換業者の元で管理している仮想通貨は、引き出し不可能になります。

本書は、こういったケースが過去のFX台頭時にも同様の問題が起きたので、仮想通貨取引が成熟するまで、取引に細心の注意を払うよう指摘していました。

 

まとめ

まとめ

たった60分で、こんな未来がくるのかも!とワクワクできる内容です!

大事なことなのでくり返し言いますが、ブロックチェーンは、今までの社会構造を根本から変えるだけの潜在力があると思います。

私のアンテナがもっと高ければ、もっと早く勉強できたのに、という残念な思いでいっぱいですが、まだまだこれから。

もっと、色々勉強して、これからの世界がどうなっていくのか、妄想できるくらい理解していこうと思います。

みなさんも、もしお時間があれば、ぜひご一読ください。

ブロックチェーンに関する書籍レビューを追加で投稿しました。

「1時間でわかる イーサリアム 入門」を読んでみました

2018.07.05

これからを稼ごう 仮想通貨 と未来のお金の話 、を読んでみました (書籍レビュー)

2018.07.04

 

それでは。ごきげんよう。

コメントを残す