ブランド人になれ! を読んでサラリーマンの良さを考える

ブランド人になれ! を読んでみた。

どうもこんばんは。

肉球 (@nikuq299com) です。

私は現時点でサラリーマンであるため、スーパーサラリーマンと名高い田端慎太郎氏の ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言を読んでみました。

田端氏はツイッター上の過激な発言による炎上で有名ですが、その表面だけを見てはいと思いました。

正直、私も田端氏の発言は過激な内容が多くてあまり好きではなかったのですが、本書を読んで、氏の本質を少し理解できた気がします。

この記事は、先日投稿した「転職の思考法」の書籍レビューと合わせて読んでいただけると、より理解が進むと思います。

転職の思考法 は転職しない人も読んでおくべき1冊です

2018.09.05

 

はじめに

ポイント1

脱サラするつもりがないサラリーマンはとりあえず読んでおこう!

以下はAmazonサイトから引用したこの本の説明です。

個人の時代が到来し、もはや大企業の看板では生き残ることができなくなった。これからは会社の名前より自分の名前が強い人が勝つ時代。
いかに自分の名前をブランド化するか、日本一のスーパーサラリーマンが徹底的に伝授する。

 

説明文にもあるとおり、日本の終身雇用に自分の人生を預けることはリスクであると考える人が多くなってきています。

そんな時代にサラリーマンとして、このアスファルトジャングルをどう生きていくべきかという事を綴っているのが本書です。

本書に書いていることは、他のインフルエンサーや有識者も述べている内容であり、特段新しいことを記載しているわけではありませんが、氏の人生は若い頃から本書の内容を体現しており、それ綴った本書はより説得力のある内容になっていると思います。

 

ブランド人になれ! の書評

ポイント2

真新しいことは特にないけど、氏は本書の内容を全て体現している!

 

おすすめできる読者層

脱サラしないサラリーマンはとりあえず読んでおくべきだと思います。

他のインフルエンサーと違い、氏はサラリーマンを否定していません。

他のインフルエンサーは半ば呪文のようにサラリーマンはダメだ!を連呼する人がいますが、私も田端氏と同じように、サラリーマンが全くダメとは思いません。

サラリーマンをしていてダメなことは、サラリーマンを続けることでなく、所属する会社の中でいつのまにか予定調和の人生を受け入れてしまうことです。

この予定調和なサラリーマンに、もう一度会社に所属するメリットを考え直せ!という事を氏は伝えたいのだと思います。

 

ネタバレしない程度の感想

本書を読んで初めて知ったのですが、フリーペーパーのR25は、田端氏が創刊に携わったそうです。

NTTデータからリクルートに転職し、はじめて携わったプロジェクトが、電通を巻き込んだR25というフリーペーパーの創刊とのこと。

創刊当初のR25は大人気で、いつ駅で探しても品切れで、なかなか読めなかった記憶があります。

そんな氏の仕事に対する価値観は以下のとおりです。

 

楽しい仕事ほど給料が高い

これは、転職の思考法 (著: 北野 唯我) でも同じようなことが語られていますね。

ここでいう辛い仕事を繰り返し単純作業を行うような仕事と定義します。

単純労働は「AIやロボットに置き換えられる」という話は、いろいろな場所で議論されているので、当記事では割愛します。

 

単純な仕事は誰が作業しても一定の品質を保てるようにするために作られた手法です。

例えば、ファストフードは調理の手順を完全にマニュアル化することで、老若男女全員が同じ品質の商品を作れるような仕組みになっています。

ただ、誰でもできる作業を言い換えると、個人のクリエイティブな思想を盛り込む余地のない、人が決めた作業を淡々とこなすという単純労働です。

単純労働をすれば給料をもらえるのに何が悪いのか?と個人的には思うのですが、そこは人間の不合理さが出てきます。

人間は承認欲求が強い生き物なので、自分を少しでも認めてもらいたいと思うものです。

そうなると、人間は自分を認めてもらうために、独創的なアイデアを仕事に盛り込もうとするのですが、単純作業では決められていない工程はご法度です。

そんなジレンマを持つ仕事を、人間はつまらないと思うのでしょう。

つまり、潜在的に人間はみなクリエイティブな仕事をしたいのです!

 

カネでなく価値を稼げ!

氏は、仕事の対価をカネだけで考えるなと説きます。

これは、年を重ねると分かってくる事だと思うのですが、年功序列の日本社会で若いうちは、給料の高さに目が行きますよね。

私も転職するときの目的は、年収アップが大きなウェイトを占めていました。

しかし、人生100年と言われるこの時代に、長期的な観点を保つ場合は、年収の高さが正解と言い切れなくなってきています。

本書で氏が伝えたいことは、仕事で結果を出せということです。

仕事で結果を出せば、カネは後から付いてくるからです。

実際に氏は、転職はヘッドハンティングのみで、自ら転職活動をしたことがないと言っています。

大きな仕事を成功し、その仕事の結果をどこかの大きな会場で登壇すれば、それだけで自分自身を大きくアピールすることになり、そういった活動を積み重ねれば、周りから声がかかるといいます。

 

でも、一般人からすると、大きな会場で登壇とか、かなり難易度が高いですよね。

しかし、今はSNSを通じて個人が世界にアピールできる世の中です。

実例を挙げると、ツイッターを介してSESと呼ばれる雇用形態から誰もが知る優良企業へ転職したひよこ大佐 (@hiyoko_taisa) は、IT業界ではちょっと有名だと思います。

個人的な見解ですが、SESはIT業界をブラックたらしめる悪しき風習です。

この業態が本来あるべき指揮系統を無視して無理な仕事を押し付けられたりするなど、現場によくない環境を作っています。

 

話を戻して、以下がひよこ大佐の転職アピールツイートです。

 

このツイートを見る限り、ひよこ大佐の年収は500万円以下だと思われますが、このツイート上のスキルを持っているならば、安すぎると思います。

どんな環境にいても仕事を成功させて個人のブランドを高めれば、田端氏のようなスケールでなくても、世間は正当な評価をしてくれることをひよこ大佐は体現してくれました。

これは、特にブラックが多いIT業界で働くエンジニアには、大きな心の拠り所となるでしょう。

大事なことは、SNSという武器を使えば、私を含む大多数の凡人でも、チャンスを掴むことが難しくない世の中になってきている事を意識することです。

 

市場を支配しろ!

大事なことは、マーケットが何を求めているか、大衆が何を求めているかを察知することだと氏は説きます。

ちなみに、ここでいう「察知」は、本を読めとかそういうことではありません、それでは遅いと言っています。

つまるところ、ビジネスに成功する一番の近道は、ブルーオーシャンを狙うのではなく、市場を作る事だ!ということでしょう。

市場に一番乗りした人は、敵が誰もいないのですから。

こういった市場を作るには、誰かが書いた記事を読んでから動いても手遅れです。

記事になるような案件は、記事になる前に行動力の高い人が動いています。

メディアの記事や企業が公開する財務指標がなんの情報も持たないということはありませんが、それ以上に生身の人間の感情に敏感でなければチャンスは掴めないと氏は説きます。

人間はとても不合理な生き物なので。

この辺の話は、行動経済学の記事を別途書きたいと思っています。

 

まとめ

まとめ

サラリーマンは会社に使われないで利用しろ!

 

冒頭でも述べたとおり、氏はサラリーマンを否定していません。

むしろ、サラリーマンだからこそ、今置かれている環境で自分ができる事をしっかり棚卸しして、会社を利用しろ!と言っています。

 

世の中は多様性を叫ぶ割にはサラリーマンという生き方を強く否定する風潮が強い気がします (特にツイッターで)。

私も氏と同様に、サラリーマンの良いところと悪いところを理解した上で、良いところを強みにして生きていくことは素晴らしい生き方の一つだと考えます。

日本は会社に入ったらゴールという感じで、サラリーマン生活が予定調和になってしまいがちですが、本書のように目的を持ってサラリーマン生活できれば、自分自身、ひいては日本全体が良い方向に進むのではないかと考えています。

本書は以下から入手できますので、お時間がある方はぜひ読んでみてください。

 

 

それでは。ごきげんよう。

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