映画「 ちはやふる 」の太一が男前すぎる件。

ちはやふる の紹介

どうもこんばんは。

肉球 (@nikuq299com)です。

 

かなり今更感があるのですが、映画 ちはやふる 上の句を見たらあまりに面白すぎて、下の句、結び、ついでに”繋ぐ”を一気観してしまったので、紹介します。

 

はじめに

ポイント1

若者の葛藤を熱量高く描いた青春ドラマです!

 

ちはやふる は末次由紀さんが2008年から講談社の女性誌BE・LOVEで連載している、競技かるたを舞台とした少女漫画が原作となっています。

この物語の主人公「綾瀬千早」が、競技かるた永世名人の孫「綿谷新」と出会うことで物語が始まります。この2人に千早の幼馴染である「真島太一」を加えて物語が紡がれていきます。

 

私がちはやふるを知ったのは、テレビを持っていた頃にたまたま見たアニメの再放送で虜にされてしまい、そこから原作を読みました。

漫画の実写版は基本的に…な事が多いので敬遠していたのですが、今日の午前中にAmazonプライムビデオを物色していたら、なぜか引き込まれるようにレンタルボタンをポチってしまいました。

気づいたら時間を忘れて三部作+αを一気見していました。

 

 

ちはやふる 3部作を簡単に紹介

ポイント2

原作を忠実に再現した前半とifを描いた後半の両方とも素晴らしい!

 

冒頭で紹介したとおり、映画は「上の句」「下の句」「結び」の三部作となっています。

ついでに、下の句と結びの間を描いた「繋ぐ」という作品もありました(テレビの宣材をまとめたものだと思います)。

 

私がここまでこの作品に惹かれたのは、熱血モノ、青春モノが大好きということもありますが、3部作で描かれる太一の苦悩と頑張りに共感を持ったからだと思います。

少女漫画といえば、「いい人キャラは必ず最後に悲しい思いをする」という結末が多いですが、私はこれがキライです。

原作もそうなんですが、いつも太一頑張れ!超頑張れ!という感じで見てしまうのです。

 

そんな太一の苦悩と頑張りはこんな感じです。

上の句

原作と異なり、映画は千早が瑞沢高校に入学したところから始まります。

高校の屋上で偶然であった太一と千早。でも、本当は偶然ではありません。太一は千早を追いかけて瑞沢高校に入学したのです。

千早が、かるた部を作りたいという想いの影に新の存在が見え隠れしますが、それでも太一は千早のために、かるた部の創設に奔走し、部長としてかるた部を引っ張っていきます。

私が好きなのは、予告編にあったこのシーン。

千早だけを見て頑張ってきた太一が、千早の中にある新の存在に負けそうになったときの千早、太一の師匠であり、「熊」こと原田先生に、「青春全部賭けたって、俺はあいつ (新) に勝てない。」と弱音を呟きます。

そんな太一に対して原田先生は「賭けてからいいなさい」と一蹴。

原田先生の言葉に奮起する太一を見て、頑張れ!超頑張れ!と応援せずにいられませんでした。

 

下の句

時系列でいうと、上の句の直後の話になります。

太一は新からかるたを辞めたと聞き、千早と新に会いに行きます。

千早の必死な説得にも頑なに態度を変えない新に対して、千早は落ち込んでしまいますが、太一から千早へ「俺たちは強くなってあいつを待とう」となだめたところ、千早は新をどうやってかるたの世界に戻すかということばかりを考え、瑞沢高校かるた部や目の間に迫った全国大会をないがしろにした行動をとります。

そんな千早を信じ、あえて厳しい言葉を投げかける太一、そして、新に新に負けじと努力を重ね、個人だけでなく団体でも大黒柱としてチームを盛り上げていきます。

新に勝つためのひたむきな努力、そして瑞沢高校の部長としてかるた部を引っ張っていく太一のリーダーシップに、千早を始めとした部員が応えていく様がとてもステキでした。

 

結び

物語は下の句から更に2年後で、高校3年制となった千早、太一、新を描きます。

妙な噂話から、これまで千早を思い続けてきた太一の心がポッキリ折れてしまい、太一はかるた部を辞めてしまいます。

葛藤する太一に対して道を示してくれた人との一期一会、そして太一を信じて待ち続けた瑞沢高校かるた部のメンバーの強い絆は、とても心打たれる内容でした。

頑張った人には幸運の神様が降りてくるのかな。

 

まとめ

まとめ

熱量のなくなってしまった心に元気をくれる作品です!

 

原作をリスペクトした構成、そして最終章である「結び」のIFストーリ共に文句なしの作品でした。

原作のキャラクターと映画の登場人物が違和感なさすぎてすごかったです。

特に千早を演じた広瀬すずさんは、原作で千早が残念な美人と言われるゆえんとなる変顔も忠実に再現しており、プロ魂を感じずに要られませんでした。

 

そして、最近動画編集を始めたからこそ気になったのかもしれませんが、この作品が織りなす映像の素晴らしさに、感動を覚えずに要られませんでした。

もしかしたら、これらの手法は映像の世界で一般化されたテクニックなのかもしれませんが、演者の心情や、それを何倍にも魅力的に表現する構図やカメラワークは、圧巻でした。

 

この作品は、原作好きの人にも、原作を全く知らない人にもぜひ見てほしい作品です。

でも、映画はキレイにまとまっていましたが、やはり尺の関係で細かい描画は省かれています。

映画を見てちはやふるに興味を持ってくれた場合は、ぜひ原作も読んでくださいね。

アニメの3期も2019年4月から放送するみたいです。

 

 

それでは。ごきげんよう。

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