どうもこんばんは。
肉球 (@nikuq299com) です。
人間関係 って難しいですよね。
SNS (social networking service) は、直近で人間が発明した中でも画期的だと思います (ちなみに、ここでいうSNSは「人と人とのつながりを促進するサービス」と定義します) 。
インターネットが普及してから世界が身近になり、SNSは、普通に生活していたら発生しえなかった人達とのつながりを作れるようになりました。
しかし、その代償として、人間関係に自身の生活を振り回されるような人も増えています。
今日は、なにげに読んだ多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。を読んで思ったことを書こうと思います。
目次
はじめに
SNSだけでなく、リアルな人間関係でもうまく人との距離を図りにくい人におすすめです!
以下は、Amazonから引用した出版社から本書へのコメントです。
いつも誰かのことを考えて、悩んだり、傷ついたり、嫉妬したり…嫌な気持ちがグルグルすることはありませんか?
どんなにこっちが考えても、相手を変えることはできないけど、でも、ほんのちょっとだけ自分の考え方を変えてみたら…?
読んだあとに、落ち込んでいた気持ちがきっとスッキリ晴れているはずです。
私も職場でも、過去にパワハラな上司や仕事を押し付けてくる同僚から猛攻を受ける日々がありました。
私は、こういった会話が通じない相手とは極力関わりを避け、ムダな議論に時間を割くくらいなら、その時間で私がとっとと問題を解決した方が有意義なので、相手がブツブツ言ってきたら右から左に話を聞き流して手短に議論を終わらせ、とっとと問題を解決してしまおうという思考でした。
これは、私なりの人間関係の対処法で、実際それなりに上手く回っています。
本書は、こういった人間関係で問題にぶつかったとき、パターン別にどうすればよいかを4コマ漫画とエッセイ形式で説明しています。
多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。の感想を少しだけ
本書を読んで、一部の記載に対する感想です。
本書は一つの事象に対して、著者がどのような対処をしてきたかを解説する内容となっています。
その中の一部を抜粋し、合わせて私の感想を記載します。
多分そいつ、今ごろパフェ食ってるよ。
著者が嫌な人との人間関係で悩んでいた時に、友人から受けた言葉だそうです。
人の精神力を根こそぎ奪うようなキツイことを言う人ってたまにいますが、その人は、言われた人が思うほど考えて発言していないんじゃないの?と言うことです。
私の経験上、他人の考えを矯正することはほぼ不可能です。
不可能なことに頭を悩ませているより、とっとと忘れてしまうほうがムダな精神的ダメージを受けませんし、有意義に時間を使えるので、他人に何かを求めるのではなく、自分がどうするかを考えたほうが建設的で良い結果が出ると思います。
多分、イヤなあいつは、今ごろ何も考えずにパフェ食ってるんですから、忘れちゃいましょう。
SNSに費やした「時間」を「お金」に変えてみる
著者が話したいこととは解釈がずれていますが、私なりに耳が痛いと思うことがありました。
私は情報収集や自分で得た情報をうまく他人に伝えられるよう発信する練習の場として、ツイッターに結構な時間を費やしています。
この行為は私の中では、必要なコストと捉えて行っていますが、その行為にかけた投資をどう回収するのか、というところまで考えて行動できていませんでした。
情報収集や訓練をするにしても、まずは計画を立てたほうが投資効果が高いことは間違いないですし、こういった小さな行動でも、目標設定は必要なのかな、と思わされる文章でした。
SNSの利用は、投資した時間から得られるものを一度考えてみることもよいかもしれません。
いい人悪い人は「今の自分にとって」都合のいい人悪い人
多くの人と気軽につながれる現在、今の自分にとって都合の良い人とばかりつながってはいけないと再確認できる言葉でした。
リアルの取捨選択もそうですし、SNSのフォロワー選択もそうですが、人間は自分にとって都合の良い環境を求めるため、そういう環境を選択していくと徐々に考え方が客観性を失います。
例えば、SNSで炎上させることが大好きな人がいますが (仮にAさんとします)、その方は自分の一方的な主観で「炎上を作れない人間はダメだ!燃えない生ゴミだ!」というような発信の仕方をするため、私はその人の物言いがあまり好きではありませんでした。
ただ、私はSNS上でのAさんしか知らず、Aさんがどういう背景でそのような発言をしているのかを知らずに、生理的に嫌悪していました。
Aさんが多くの方から支持されているという事は、フォロワー数を見れば一目瞭然なので、Aさんの何がスゴイのかを見極める必要があるかなと思い、発信して結果を残している人に対しては、目を向けるようにしています。
情報収集にあたっては、インプットの経路に客観性を維持できる根拠があるかを再確認してみると良いかもしれません。
有名人じゃないんだから、そこまで注目されていない
私的には、あるあるな内容でした。
一人で仕事をしていたりすると、会話が聞こえるかどうか微妙な距離から、会話の一部だけが聞こえることがありますよね?
疲れている時にこういう会話が聞こえてくると、「○○って私のことか!?」みたいな思考パターンに陥ることがありましたが、これはまさしく自意識過剰で、そんなわけないんですよね。
そもそも、当人に聞こえる距離でそんな危険な会話をする人はいないと思いますし。
疲れている時、人間の思考はネガティブ傾向になりがちなので、「自分が思うほど、他人は自分に興味を持っていない」という事は常に自分に言い聞かせて、考えてもムダなネガティブ思考に陥らないようにしています。
人の為に自分のことを後回しにしてしまう
鬱傾向な人にありがちな思考パターンですよね。
まわりの人を放っておけなくて、自分のことを後回しにしてでも、周りの人を助けてしまう。
自分が損な役回りをしても、他者を助けるという行為は、人間としてすごく尊いことだと思います。
ただ、その行為が長期的に正しい行動であるかは別問題です。
短期的には、自分の周りの問題を解決できて、ハッピーかもしれませんが、そのために、自分の仕事が遅れていくとなると、自分の仕事に関わる他の人がその影響を受けます。
その行動が本当に正しいのか?という事は常に意識することが大切であることを再確認できる問いかけでした。
まとめ
その悩み、相手に解決を求めないで自分で処理してしまおう!
本書の内容は、認知行動療法を優しく説明したような内容であり、特に目新しい内容があるわけではありません。
でも、4コママンガと文章でスイスイ読むことができ、この手の本を読んだことない人には、短時間で読めるのでおすすめできる内容です。
私自身も、人間が陥りがちな思考パターンを再確認することができました。
人間は多様な生物なので、必ずしも本書に描いているようなポジティブな行動を取れる人ばかりではありません。
もし、身の回りで同じような状況を目にした場合は、第三者の観点でこういった助言をできると、まわりの行動を変えることができると思うので、本書で学んだ内容は、自分のためだけでなく、まわりをもっとハッピーにできるよう、活かしていきたいです。
今回紹介した、「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」は、以下から入手できますので、お時間がある方は、ぜひ手にとって読んでください。
以下は参考ですが、もし、ネガティブ思考が強く、本格的に認知行動療法を学びたいという方は、下記の書籍が鉄板でおすすめです。
それでは。ごきげんよう。