LGのモニター「 32UD99-W 」を導入してみた。

32UD99-W を買ってみました。

どうもこんばんは。

肉球 (@nikuq299com) です。

 

外部入力できる画面の必要性に駆られ、LGエレクトロニクスの4Kモニター 32UD99-W を導入しましたので、紹介します。

ちょうどこのモニタの新型が最近出たところなので、型落ち品として安く購入できました。

 

はじめに

ポイント1

Mac向けに作ったの?と錯覚するほどMac向け!

 

iMacの5Kモニタは素晴らしく、基本的に家ではiMacを使って動画視聴をしていましたが、iMacのモニタは残念ながら外部入力がないため、ノートPCやPS4などのモニタとして使うことができません。

そこで、より広い作業領域を得るための画面拡張と、外部入力機能を得るためにモニターの購入に踏み切りました。

 

必要スペックは下記の理由により、解像度4K以上、大きさ27インチ以上が必須でした。

  • iMacの5Kディスプレイと2Kのディスプレイを並べると、2K画面は見れたものではない
  • iMacの27インチ5Kモニターで解像度を最高にすると、ギリギリ読める文字サイズなのでこれ以上画面を小さくできない

 

あまり過大な投資はしたくなかったので、選択肢は32UD99-W (以降、LGモニタ) 一択でした。

LGエレクトロニクスは、AppleにLG UltraFine 5K Displayを提供しているので、Macで利用されることを意識していたのか、USB-Cで画面入力とPower Deliveryによる60Wの電力供給ができるなど、Macbookユーザにはありがたい仕様になっています。

ちなみに、私のMacbook Proは2015年モデルでサンダーボルト3端子がないので、この恩恵に預かれません…新型に買い換えたい。

 

他の候補として、PHILIPSの328P6VUBREB/11もHDR600対応しているし、価格もお手頃で気になっていたのですが、VAパネルということが引っかかり、候補から外れてしまいました。

 

モニタの色作りを確認してみる

iMac5Kディスプレイと並べてみる

LGモニタはカラープロファイルに iMacという選択肢があり、これを設定してiMacから外部モニター出力をすると、iMacの5Kディスプレイとほぼ遜色ない画質を表示してくれました。

5K + 4K のモニターは、2Kモニターの約8枚分に当たる広い作業領域を持てるため、非常に作業が快適です。

参考までに、LGモニタがどのような色づくりをしているのか分かるように、同じ壁紙の画面を4パターン撮って比較してみました。

厳密に比較できる環境を作って撮影したわけではないので、あくまで参考として見ていただければ。

 

ナイトシフト状態でHDRを設定した場合

同じカラープロファイルを設定しているのですが、左のiMacと比べて右のLGモニタは明らかに輝度が高いですね。

ちょっと明るすぎる気もしますが、左のiMacで黒く潰れているところが、LGモニタだと表現できています。

ナイトシフトとHDR

 

ナイトシフト状態でHDRを解除した場合

LGのモニタは先程のHDRを設定した場合に比べて輝度が下がっていますが、それでも、iMacと比べると暗い部分の表現ができています。

ナイトシフトとHDRなし

 

ナイトシフトを解除してHDRを設定した場合

青みの抑制を解除した途端、LGのモニタがとても眩しくなり、明るい場所が白飛びしている感じです。

iMacの方は画面が明るくなり、暗い部分の表現が向上しましたが、それでも十分な階層表現はできていないですね。

ノーマルとHDR

 

ナイトシフトを解除してHDRを解除した場合

HDRを解除すると輝度が下がるので、白飛びもなくなり、見やすくなりました。

ナイトシフトを解除している状態でHDRを有効にすると、LGモニタは明るすぎて見づらいかもしれません。

 

ノーマルとHDRなし

 

動画で超解像度技術とHDR効果を試してみる

映像をお見せできないのが残念なくらいに、これはハッキリと違いを認識できました。

著作権の問題で映像コンテンツの写った画像を貼ることはできないのですが、動画における解像度の補正とHDRによる色階層の深化はハッキリと違いを認識できました。

映像ソースが1080P未満の動画 (例えば地デジ放送) を視聴する場合、iMacのモニタで全画面表示するとドットが目立って見づらいのですが、LGモニタで同じ内容のテレビを全画面表示にして視聴すると、明らかにドットが目立たなくなります。

もしかしたら、5Kと4Kの解像度の差があるからかもしれませんが、今後、動画を視聴する場合はLGモニタで見ようと思える美麗さでした。

 

そして、なによりもHDRの効果が素晴らしいです。

前述の静止画だと眩しいだけとしか思えなかったのですが、動画を見ると色の階層が明らかに深くなり、今まで見ていたHDRなしの画面と比べると、表現力の差が桁違いです。

特に、夜景など、暗い映像にHDRを効かせると、とても美しい絵を見ることができます。

最近、Googleの新スマホPixel3で撮った写真は、AIによる色補正で鮮やかになると大きな話題になりましたが、まさしくあのような衝撃です。

 

Pixel3のAIによる色補正について参考になるツイートを貼り付けるので、よかったらこの中で紹介されているnoteを読んでみてください。

 

トラブルは特になし

LGエレクトロニクスの製品は今まで購入したことがなかったので、品質は少し不安でした。

Amazonのレビューを見ていたら、LGモニタのUSB-Cはサンダーボルトではないので、Macbookからの入力はサポート外とか、USB-CでMacと接続しても画面が映らないとか、不安なレビューが少し見受けられたのですが、私の環境だと、iMacのサンダーボルト端子とLGモニタのUSB-C端子を繋いで外部出力しても、特に不具合は起きませんでした。

 

 

まとめ

予定より若干予算を超えてしまいましたが、Mac (特にMacbook) を使っている人にとって、LGモニタは良い選択肢だと思います。

安く良質なMac用モニタをお求めの方は、ぜひLGモニタを検討してみてください。

 

 

このモニターを調査しているときに、HDRにも色々な規格があるようなので、その辺を深く調べてみて、改めて紹介したいと思います。

 

それでは。ごきげんよう。

 

 

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