少子高齢化 を実際に数字で確認してみた。

砂上の楼閣東京

どうもこんばんは。

肉球 (@nikuq299com) です。

 

今日、職場で 少子高齢化 を考える機会があったので、記事にします。

 

はじめに

ポイント1

数字で把握してみよう!

 

本日、勤め先の打ち合わせにて、「良質な採用ができていない」という意見が飛び交いました。

お偉いさん曰く、採用数ばかりを追いかけて、採用候補者の基準を低くしているから入社してもすぐに辞めてしまうんだ!とご立腹でした。

そして、オレが採用してやる!そうすれば問題ない!!という意味不明なコトバを発していました。

 

少子高齢化に伴う人材確保難は、最近ツイッターで議論が飛び交っていて気になったので、実際にどのような状況なのかを知りたく、統計を調べてみました。

Google先生に質問したら、総務省統計局のデータを教えてくれました。

このサイトに載っていた2-4 年齢各歳別人工 (エクセル: 30KB)をグラフにしてみると下記の通りとなりました。

 

日本の年齢別人口分布(平成28年)

 

 

年齢各歳別人口(平成28年)

 

思っていたよりヤバイ感じがします。

色付けした20代と40代の人口を見て見ると、20代は1,254.2万人、40代は1,899.4万人でした。

比率に治すと、20代は40代の約66%しか絶対数が存在しないのです。

そして、20代より下の世代も着実に減少していることが目に見てわかります。

分かってはいたのですが、実際に数値にしてみると切に少子化を実感しました。

 

 

もしかして、日本は少子高齢化を正しく認識できていない?

ポイント2

具体的な影響とはこれ如何に?

 

具体的な影響は、あらゆる場面で人がいない!に尽きるでしょう。

そして、その現状を日本を動かしている方々は理解していないのか、見て見ぬふりをしているのかわからない。

就職活動における経団連のお偉いさんの考えとか、正直眼の前の問題見えているの?と聞きたくなってしまいます。

 

オジサマの固定観念恐るべし

今日議論を行ったお偉いさんは、今後の採用でもこれまでのように優秀な人材を随時確保できると思っているようでした。

しかし、現状の人口において、40代のお偉いさんが採用されたときより、現在の20代は絶対数が3割以上少ないわけです。

パイが少なければ、当然アタリを引く確率も少なくなるわけです。

こういったマクロな考察を行わずに、自分の経験や価値観のみで突き進むその姿に、少し恐ろしさを覚えました。

問題の本質に向き合えていない。

 

結局採用はどうすればよい?

私個人は、というより、もはや世の中の総意になっていると思いますが、一昔前のような大量採用を行って、上位の優秀な社員だけを育てるというようなドンブリ採用は難しいのではないかなと思っています。

前出のグラフを見てもらってもわかるように、現時点で少子高齢化は完全に負の波に乗ってしまい、当分人口増は期待できると思えません。

今、社会を引っ張っている働き盛りの勤め人や政治家は、それを強く意識して、これまでの概念を捨て、社会の変化に見合う行動を取らなければならないと思うんです。

私だったら以下2つの方針で対応すると思います。

 

案1. テクノロジーを駆使しまくって生産性を上げる

不思議なことに、最も有力であると思われるこの案が全く話題に上がりません。

お偉いさんは、優秀な人材はいくらでも確保できると思いこんでいるし、政治家は足りない労働力を移民と言う名の現代の奴隷制度で対応しようとしています。

人が少なければ、それこそAIやロボットの分野に投資をして、人口が減少しても生産性を向上できる術を考えるべきだと思います。

AI、ロボットへの投資が加速すれば、それだけ日本は世界で優位に立てると思うのですが (AIはもう手遅れかな…)。

 

案2. 全体の労働力を底上げする

大量採用で優秀な労働者を確保できない場合は、全体を底上げするしかないですよね。

少子化で人で不足が顕著になるこれからで大事なことは、いかにして既存のリソースで最大限の成果を出すか考えることだと思います。

手段としては手順化、定型化することで全てをマニュアルで対応できるようにすることですが、この案は現代の多様化した世界と真逆を行っている気がするので、効果は薄いと思います。

 

 

まとめ

まとめ

少子高齢化は遠い未来の話ではない!

 

今日はふとした出来事から、少子高齢化という日本の鬼門を改めて認識することができました。

少子高齢化は、これから加速度的に色々な場面で問題を引き起こすでしょう。

大学定員割れによる経営難、企業の人材確保難による経営難、消費者の減少による国内需要の冷え込みなど。

こういった自体からはもはや逃げることはできず、我々は本気で向き合わないと行けない時が来ています。

 

少子高齢化をここまで先送りにしてきた先人に期待はできないと思うので、この問題は若者こそが主導して解決していかなければならないと思います。

私も若くはないけど、無い知恵を絞って色々考えてみよう。

 

それでは、ごきげんよう。

 

 

 

コメントを残す